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2009年01月15日

現状の東方儚月抄の個人的まとめ 1

さて、予想ではREX連載の漫画版儚月抄は残す所あと3回。キャラ☆メルの小説版儚月抄はあと1回。いよいよ大詰めです。
結構きっちり読み込んでいないと何がなんだか解らない作品なので、ここらで少し整理しておこうかと。


各人の動きについて、考察&予想
全員あげると切りがないので、何を考えているのか解り辛い、物語を意図的に動かしている3人の行動のみ書き記しておきます。

八雲紫

立ち位置:今回の騒動の原因。第2次月面戦争など考えても居ないし、そもそも第1次月面戦争なんて物があったのかも疑わしい。

目的&現状:永遠亭の月人達が『妖怪』ではなく『人間』として生きていく事は、幻想郷のバランスを崩しかねない。何故なら彼らは妖怪を恐れない(不老不死であるが故?)。輝夜&永琳が幻想郷の妖怪と正しい関係を築ける様になる『何か』を月の都から盗み出す事、それが紫の目的だと思われる。『何か』が何なのかは不明。自分の予想では『儚』という字が関係有るのではないかと。月人が妖怪を恐れない理由が不老不死なら、不老不死をも『儚く』殺せるアイテムが目的?ただ、あまりにも生々しいので「殺せるアイテム」は突飛すぎるか?度々出てくる『穢れ』という要素も関係してくるかも?

八意永琳

立ち位置:月側の綿月姉妹の動きを全て指揮した。幻想郷で平穏に暮らしていくのが、現在の望み。

目的&現状:月で騒動が起こり、その結果、地上にいる自分たち&綿月姉妹に月の民の注目が行くのは避けたい。それ故に綿月姉妹に策を授け、自分たち&綿月姉妹に向けられた月の民の疑惑の目を真の黒幕の方に向けさせたい。また、紫が自分たちの為に月の都に泥棒に行くなどという、そこまでは読み切っていないと思われる。彼女としては、現状、真の黒幕の紫が現れて、月で起きていた不穏な噂は紫の仕業と月の民達に正式に判明したので、その後、紫の『何か』を月の都から奪取する策が成功しようとしまいと満足ではないかと思われる。

西行寺幽々子

立ち位置:登場人物中唯一、紫と永琳の両方の行動を理解・把握している人。永琳にとって予定外の因子。

目的&現状:友人として、紫のサポート。まずロケット完成に助力。次いでロケット到着&紫の月侵入後、遊撃として月に侵入。入り口に残された紫の傘は月の都への地図。豊姫の罠に嵌る前に紫が放った式神は月の都で盗ってくる『何か』に関する伝言だと思われる。


全体の現状
恐らく現在の連載の時点までは、八雲紫・八意永琳の双方とも予定通りではないかと。
永琳にとっては、綿月姉妹で侵入者を押さえ込む。紫は押さえ込まれた上で、別働隊の幽々子が目的を果たす。

私の予想では、最初
  ロケット組=依姫の押さえ役(場所:表の月)
  冥界組=豊姫の押さえ役(場所:?)
  八雲組=アイテム奪取(場所:月の都)
の構図かと思っていたのですが、どうやら
  ロケット組=依姫の押さえ役(場所:表の月)
  八雲組=豊姫の押さえ役(場所:地上)
  冥界組=アイテム奪取(場所:月の都)
の構図の様ですね。
ただ、よく考えれば納得の構図です。
もともと『東方儚月抄』が『東方永夜抄』の続きで有る以上、永夜抄の構造を引き継ぐのは自然な流れであって。
永夜抄は「人間と妖怪のタッグで敵と戦う」システムであり博麗霊夢&八雲紫で結界組というタッグでした。
八雲紫がロケットを完成させたのは、「ロケットで霊夢を表の月に送り込む事」が目的だったので、最初から霊夢vs依姫の戦いを行わせるつもりだったのでしょう(小説第五話の【月の都には神の剣を扱う者がいる。地上には神の弾を撃つ者がいる。ただそれだけの事だ】という紫の述懐は霊夢vs依姫を想定しているのだと思われる)。
(更に言えば、霊夢以外のロケットの搭乗者(レミリア・咲夜・魔理沙・妖精3匹)は、紫の中では全く戦力として数えていなかったのではないかと。)
(ただ、永夜抄の当事者の1人なのに1コマしか出番のない詠唱組のアリスの扱いの酷さに比べたら、レミリア&咲夜の紅魔組はずっと恵まれてます(笑)。)
そして霊夢が戦う以上、永夜抄的に考えれば、もう一方の戦いは八雲紫が担当する訳で。つまり紫vs豊姫という事になるのでしょう。
こうして、月の都の軍隊である綿月家の姉妹&玉兎を月の都から誘き出して足止めし、その隙に西行寺幽々子&魂魄妖夢の冥界組が月の都から輝夜&永琳の住民税代わりの『何か』を奪取してくる、というのが紫の算段なのでしょう。
恐らく、来月のREXはキャラ☆メルの小説の続き、月の都に侵入して酷い目に遭う妖夢の様子が見られるのではないかと(笑)。

あと、今の所全く解らないのが月に残っているロケット組&冥界組の地上への帰還方法です。
満月が終了して地上と月を繋ぐ道が消えてしまったのならば、月に居る連中はどうやって戻ってくるのか?
ただ、紫が千年以上前に全く同じ賢者の罠で捕まったと言っておきながら、平然とその後地上に戻ってきている事から、恐らく紫は罠に嵌っても戻ってくる方法を知っているのでしょう。
もしくは、罠を作った本人の永琳(レイセンの手紙を受け取る為にこの後登場する筈なので)が、月と地上を繋ぐ秘術でも披露してくれるのだろうか?


あと3ヶ月で遂に完結の東方儚月抄。私の読みや理解がどこまで正しいのかは解りませんが、その結末を楽しみに待つとしましょう。
おしまい。
posted by 淵明 at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 東方関連
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