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2009年06月21日

映画『劒岳 点の記』を見てきました

6月20日から公開された映画『劒岳 点の記』を公開初日の昨日、見に行ってきました〜。

点の記チラシ

まあ、私も測量士の資格保持者の端くれなので、どんな映画なのか興味がありましたからね。

中高年の登山ブームを反映してか、観客は殆どお年寄りばかり。
多分、観客で一番若いのは私じゃなかろうか(苦笑)。
登山繋がりって事で、皇太子殿下も試写会に訪れるなど、そこそこ事前の話題には事欠かない模様。

とは言え、私の興味は『登山』ではなく『測量』の方面でして。
『三角点』とか『点の記』とか、日常の業務で普通に接してる身としては、これらの物がどんな風に一般の人の目に触れるのか興味津々です。

三角点

ちなみにこれは、2年前にとある所を測量中に山頂にあった三等三角点。
手持ちのデジカメ写真フォルダの中にあったので、アップしてみたよ。

で、本題。
映画の感想としては・・・良かった。
映画なんて滅多に見に行かない私ですから、そんな細かい論評なんて出来ないですが、個人的にはお薦め。

まず、作中でBGMが多用されていない点が良い。
風や雨や水の音、自然音がBGMの代わりです。
穏やかな時は静かで、荒れ狂う時は役者が何を喋っているのかも分からない程の吹雪の音。
自然の持つ穏やかさと危険さを、とても感じられました。

映像も良い。
CGや空撮を全く使っていない事を売りにしているこの映画。
カメラが地に足をついているからこそ感じられる、高い所の恐怖。
空中からヘリでとっていると感じられない、足を踏み外したらホントに落ちそうなカメラアングルが、高い所の得意でない私からすると結構怖く感じる程、迫力がありました。

シナリオも良い。
詳しく書くのも野暮なので書きませんが、男が誇りを持って職責に望む感じが良かったです。
やっぱり、自分の職業に誇りを持って生きるのは、素晴らしい事だと思うのですよ。
あそこまで大規模で大変な測量など当然やった事は無い私ですが、常に自分の持てる技術の全力で望んでいます。

役者も頑張ってた。
あんな山登りばっかりの撮影、本当に大変だったろうなぁ・・・。
あんまりドラマとか見ないので演技の善し悪しとかは分かりませんが、ホントあんな危険な山で演技してるだけで凄いと思います。
私の基準で言えば、皆さん役にきちんと合っていて良かったと思います。

まあ、そんな訳で、個人的にはお薦めな映画です。
美しい山の景色が好きで、日本人好みの「誇りを持って仕事に臨む男達」的シナリオが好きな人ならば、見て満足できる出来ではないかなぁ、と。
それでは〜。
posted by 淵明 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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