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2010年01月28日

永遠亭東方放談『第01回:翡翠の幻想的原料(厭い川の翡翠)』

輝夜 始まりました『永遠亭東方放談』。さて、記念すべき第01回目のテーマは・・・『翡翠の幻想的原料(厭い川の翡翠)』?
これはまた、随分と範囲の狭い話題ね。
永琳 最初は、身の丈にあった簡単な話から始めようって事らしいわよ。ゆくゆくは、もっと壮大なテーマについて放談したいとは考えているらしいけれどもね。
輝夜 最初から壮大な風呂敷を広げてしまうと、往々にして長続きしないからね。とりあえずは、短めの文章で流し運転って事でいいんじゃない?
で?
『厭い川の翡翠』って、確か守矢神社の神様の一柱『洩矢諏訪子』のスペルカード名よね?これがどうかしたの?
永琳 先日、ブログ主が『The Grimoire of Marisa』を読んでいた所、『厭い川の翡翠』について気になる記述があったのよ。引用すると、
外の世界の糸魚川という所で翡翠が採れるらしい。しかも、曰く付きの……。
って部分なのだけれど。
この『曰く』の具体的な内容については、東方元ネタWikiでも触れていないみたいだから、放談のネタにちょうど良いかと思って。
輝夜 ふむふむ。『曰く付きの翡翠』ね〜。
永琳 『翡翠』に纏わる『曰く』と言ったら、輝夜は何を思い浮かべるかしら?
輝夜 そうね〜。やっぱり『李賀』の代表作『秋來』の結句『恨血千年土中碧』かしらね。
現代語に意訳するなら『恨みを抱いて死んだ者の血は、土の中で翡翠と成り、千年後まで残る事だろう』って所かしら?
永琳 漢詩に詳しい人なら、それを真っ先に思い浮かべるでしょうね。
ちなみに『恨血千年土中碧』は、『荘子・外物篇』にある『萇弘は蜀に死す。其の血を蔵すること三年にして、化して碧と為る。』が原典となっているわ。
ここで言う『碧』とは単純な色の事ではなくて『碧玉』、つまり『碧色の玉』『翡翠』の事ね。
輝夜 『翡翠』の原料は『恨みを抱いて死んだ人の血』ってあたりが、『曰く』というか、『タタリ神・洩矢諏訪子』のスペルカードらしくて良いんじゃない?
永琳 そうね。でも日本では、『碧血碑』や『碧血丹心』の様に、『恨みを抱いて』よりも『忠義の士が』って所の方がクローズアップされているようね。
まあ、『The Grimoire of Marisa』を初めとして、神主が『翡翠の曰く』について具体的に明言した資料は無いのだから、『翡翠の原料が恨みのこもった血』と言うのは、あくまでブログ主の勝手な解釈なのだけれども。
輝夜 そうそう。ここはブログ主の思いついたことを放談するコーナーなので、これも一つの解釈って事でよろしく♪
それにしても、『李賀』はちょくちょく東方の元ネタ関係に見え隠れするわよね。一番有名なのは、亡霊姫が住んでいる『白玉楼』の完成記念文を書くために天帝に呼ばれて昇天してしまったエピソードでしょうけど。
永琳 他にも『李賀』には『夢天』という『月世界から遙か下の地球を見下ろして詠んだ漢詩』があるわね。
この中の一句『更変千年如走馬』(地上の千年は月世界の一瞬)って部分なんかは、私こと八意永琳の曲『千年幻想郷』をどことなく連想させるわ。
輝夜 そのうち時間が出来たら、中国史上で異彩を放つ幻想詩人『李賀』について放談してみるのも面白いかもしれないわね〜。
と言った所で、今回の放談はおしまい。それでは皆さん、また次回〜。
最後に。この東方アイコンは、当ブログ執筆者が敬愛する『みょふ〜会』様の使用権フリーのものを使用させて頂いております。
posted by 淵明 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 永遠亭放談
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