永遠亭の面々の謎が解けたり深まったりで、大変興味深いです。
以下、気になった点を挙げて行きたいと思います。
永遠亭の面々の性格
輝夜
この人は、以前から想像していたとおりの性格。
世間知らずで能天気。正に『姫』。可愛いよ。
永夜抄の時も、結界組の会話とかラストステージとは思えないほどふざけてるし。兎は皆イナバだし(鈴仙はきちんと区別してる?)。
ただ、永琳に「冷たいのね」言うのはちょっと予想外。想像以上に良い人なのか?
永琳
儚月抄で予想以上に従者キャラっぽくないと思ったら、昔は輝夜の教育係だったとは。従者であり、先生であり、永遠のパートナーなのか。
その他にも、ちょっと性格が香霖っぽい(笑)。いちいち「それらは既に予測済みだ」って感じで。そう言う点では、香霖も含めて三国志のエセ軍師っぽい感じだ。「まて、これは孔明の罠だ」って言いたくなる。
鈴仙
予想以上に性格が軽い感じ。これはホントに逃げて来ただけの月の兎だな。
永夜抄で「あの人間たちは想像以上に弱かった」とか言ってたから、「あれ?逃げてきたんじゃなかったの?」と思ったのだが、ただ単に適当なこと言ってただけっぽい。
完全に、永琳のパシリ助手の位置だと思われ。
てゐ
こちらはどんどん株が上昇中ですね。
迷いの竹林の本来の主で、永琳とは取引をして同盟関係?月人たちが地上で暮らしている事に一番役立っている存在か?
八意永琳について
そもそも、永夜抄の時点から永琳の不自然さは気になっていたのですよ。
まず一つ目の疑問。
元々月在住だった八意永琳と蓬莱山輝夜と鈴仙・優曇華院・イナバ。
この3人の中で永琳だけ不自然な点があるのです。
それは【名前】です。
わざわざ永夜抄TXTで書かれているとおり、蓬莱山輝夜は月にいた頃は【カグヤ】、鈴仙・優曇華院・イナバは【レイセン】とカタカナで苗字無しの名前だけが正しい表記です。漢字の名称と苗字は地上に来てからつけたのです。
しかし、八意永琳だけ、その月世界住人の氏名法則に反しています。考えられるのは彼女は月世界でも特別な存在だったか、その名前が本名では無いかのどちらかでしょう。
これだけでは無く、二つ目、三つ目の疑問として「実は輝夜よりも実力がある」や「十六夜咲夜の姿を見て驚く」等の当時から謎めいた設定が幾つかありました。
一体、八意永琳とは何者なのか?
以下、今回考えたことを徒然と書くと、
『八意は月語(?)でも同じ?玉兎にも漢字表記のままで意味が通じていたが、永琳は月語で伏字なので地球で発音可能な名称に直したものらしい』
『以前より中国マニアの自分にとって「不老不死の薬を持ち、兎を助手に持っている。まさか永琳は西王母なのか?いや、でも西王母は月じゃなく崑崙の住人だし違うだろ」と考えていたのですが、本人が「嫦娥の飲んだ薬を与えた」と言っているので、永琳=西王母という考えは現実味を帯びてきた。そうなると、東方の世界観の中では崑崙=月世界なのか?それならば、妖怪の八雲紫が月世界の侵略を考えるのも分からなくもない。ある意味、崑崙は東洋世界で蓬莱と並ぶ幻想世界と言えるから、そこを掌握しようというのだろうか?』
『永琳=西王母と考えると、永夜抄の配置(ラスボス輝夜・Extra妹紅・影の実力者永琳)も、なんとなく意味深な気がする。不老不死について日本で一番有名な竹取物語のかぐや姫を中心に据えて、永琳は西の崑崙の西王母、妹紅は東の蓬莱にある「蓬莱の玉の枝」を取りに行った藤原の娘、という配置なのか?』
『永琳が西王母だとすると、月世界の住人としてこれから登場しそうなキャラは、まず兎と並んで月世界で薬を作り西王母の助手でもある蟾蜍(ヒキガエル)、七夕で有名な織姫・彦星、華林・媚蘭・青娥・瑶姫・玉巵などの西王母の娘とされている天女、西王母の夫の東王父などか?』
『中国の青銅器で西王母の傍に描かれるのは、兎、蟾蜍の他に、九尾の狐(!?)や三本足の烏などがある。これは・・・』
『ちなみに、月で嫦娥が暮らしているのは広寒宮。この名称ももしかしたら出てくるかも』
綿月とは?そしてもう一人の「姫」は?
上記考察と併せて考えると、綿月という字面に一番関係がありそうなのは「織姫」か?
もう一人の姫は今のところ全く想像がつきませんね。
以上、こんなところか。
個人的には、儚月抄にはこの後、妹紅・慧音も絡んできて欲しいと思っています。
あと、個人的な事ですが。
実は嫦娥を月の女王として輝夜をその娘の姫とした2次創作話を頭の中で考えていたのですよ。
神仙の世界から人間の世界に来て不老不死を失い、夫を裏切って再度不老不死を得た代償に夫を失い隔離世界「月」の女王にさせられた嫦娥。
隔離世界「月」で嫦娥の作る仮初めの社会で姫役として生み出されたものの、不老不死の力を手に入れてしまったお陰でその偽の世界から抜け出して地上で暮らして行くことが出来るようになった輝夜。
不老不死を得た故に地上から月に上った嫦娥と、不老不死を得た故に月から地上に落とされた輝夜。
・・・なんて考えていたのですが。嫦娥が罪人で月に幽閉されているんではもう駄目ですな。
ただ、嫦娥は不老不死故に月送りされているのに、輝夜は不老不死なのに地上に追放。自分の想像でも儚月抄でも、これは月の刑罰矛盾してないかな?どうなんだろ?
以上。
正直、俺は中国にあまり詳しくないのでわかりませんが、確か永琳は元地球人です。
地球から月に行って、また地球に戻ってきたので名前がカタカナでなくても不思議は無いと言うか、月で使ってたほうが読み方を直した方ではないでしょうか?
ちなみに「十六夜咲夜の姿を見て驚く」はいろいろ説があるんですが、八意 永琳の元ネタの一つとされているオモイカネはニニギという意味様の下でお供をしていた事があるんです。
このニニギはサクヤの元ネタとではないかと考えられている「サクヤビメ」を妻にしたんです。
これが関係あるかも・・・
そのほかにも元ネタと言われるものががいろいろあるんですがそのたびに関係が変わるんでなんともって感じです;;
個人的に嫦娥の娘が咲夜と言う説とか面白くて好きですw
まぁ、どうでもいい話かもですね;;
ではでは長文失礼いたしました〜!!
永琳が地球人の件ですが、確かに、この後の儚月抄のお話の、紅魔館のロケット完成パーティーで言っていますね。
この文章書いた時は、まだ儚月抄も始まったばかりで、妄想全開で書いていました(笑)。
そして、『月生まれ=片仮名文字の名前』って事ですが。これは色々辻褄が合いそうな考えですね。
日本の神様だった月読見、八意、豊姫、依姫などが、地上に居るのが嫌になって、月に新しい神の世界を作って移住。
で、月で誕生したウサギやカグヤは片仮名の名前って事ですか。だから、神様ばかり住む月の住人であるのに、カグヤは全く日本の神様が元ネタに無いんですね。
神様のコノハナサクヤヒメと言えば、儚月抄の小説で、妹紅の話に出てきましたね。
確かに、オモイカネはニニギの天孫降臨の随行の一柱ですし、その方面で何かあるかもしれませんね。
また、輝夜と同じ『時間操作』の能力で、咲夜が月と関係がある可能性も。
一番軽い話だと、永夜抄で永琳が使っていた『満月を欠けさせる秘術』の名前が、チョイ満月を過ぎた『十六夜の秘術』とか言う名前だっただけという可能性も(笑)。「あれ、『十六夜の秘術』使ってたら、同じ名前の人間が押し込んできた。なんて偶然、ビックリ!」ってだけというだったりして(笑)。
面白いお話をありがとうございました。
それでは〜。