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2011年09月09日

『重陽の節句』と言えばこの漢詩

9月9日と言えば『五節句』の一つ『重陽の節句』です(『重陽の節句』について詳しく知りたい人はリンク先Wikipediaをどうぞ)。
現代日本においては『五節句』の中で一番目立たない『重陽の節句』ですが、私は結構好きだったりします。
何せ自分の誕生日なので。酷く個人的な理由で申し訳ないですが(笑)。


そして、もともと『節句』ってものは暦法と共に中国で生まれたものですので、本場はアチラです。
漢詩にも、『節句』を読んだものが当然あります。やっぱり季節ものは題材にしやすいですし。
で、もちろん『重陽の節句』を読んだ漢詩も幾つか存在します。
そんな中、私の一番好きな『重陽の節句』の詩は、杜牧の【九日齊山登高】です。




九日齊山登高   杜牧

  江涵秋影雁初飛
  與客攜壺上翠微

  塵世難逢開口笑
  菊花須插滿頭歸

  但將酩酊酬佳節
  不用登臨恨落暉

  古往今來只如此
  牛山何必獨沾衣


9月9日、齊山に登る

長江の水面には秋の景色が映り、空には今年初めての雁の群れが飛んでいる。
そんな中、親しい客人と共に酒壺を携えて齊山に登った。
(注:昔の中国では『重陽の節句』に小高い丘に登って宴会をする風習があったのです)

今の嫌な世の中、大口を開けて笑えるようなことは滅多に無いけど、
こんな日くらいは菊の花でも頭髪に挿して、おどけた感じで帰ろうじゃないか。

ただただ酩酊するほど酔っぱらうことで、よい節句の日にむくいることが出来たのだから、
登った山から見える落日に向けて、今日が終わってしまうことを恨むなんて不用なことだ。

古代から今現在まで、世界はこうして時間が流れているのだから。
その昔、牛山に登って涙で衣を濡らした人が居たそうだけど、そんな嘆きは何の意味も無いことだ。
(注:『牛山』とは、春秋時代の斉の景公が牛山に登って「国は永遠に続くのに、自分の身は死の定めから逃れられないのか」と嘆いた故事から詩に引用している単語です)




良いですよね〜、この詩。
「めでたい日は酩酊するほど酔っぱらうのが一番!」って感じでアルコール分多めな内容ですし(笑)、夕暮れの一瞬と永遠に続く時間の流れを対比させてるのも良いですし。
『古往(こおう)、今來(こんらい)、只、此くの如く』とか、口に出して読みたくなる格好良さがある響きです。


あ、あと上記の訳は、私が適当に自分解釈で大雑把に意訳したものなので、もっと正しい内容を知りたい人は本屋さんで杜牧の詩集でも買って読んで下さい。細かい内容に責任と自信は持てません(笑)。
以上、「今夜は酒を呑むぞ〜」とか考えつつ、お終い。
posted by 淵明 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史関係
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